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2008年6月 5日 (木)

[セキュリティ] NHKが公開する動画の著作権保護技術

NHKが発表した新技術。
ネットに不正投稿された動画を特定できるらしい。

◆動画共有サイトなどに番組を不正投稿した人を99.9999%特定--NHKの新技術:ニュース - CNET Japan

 NHKはこのほど、インターネット上におけるコンテンツ不正流通への対抗策として、フィンガープリント技術を用いた新たなコンテンツ保護技術を開発した。22日からのNHK放送技術研究所「技研公開」で展示している。
 フィンガープリントとは、コンテンツに短い符号を埋め込むことで「誰に販売したのか」という情報を特定する著作権保護技術。いわゆる「電子透かし」の一種として高い特定性能を持つ。

特徴は次の点。

 新たなコンテンツ保護技術は、フィンガープリント符号が改ざんされた場合でも、符号上から不正ユーザーを追跡、特定できるというもの。研究実験上の成果では「100万人のユーザーに対し、不正なユーザを99.9999%の確率で特定できる」(展示説明員)といる。
 今回、NHKが開発した技術のポイントは、「128bitsの符号で2名までの結託に耐性を持つ符号」、および「不正ユーザーを探し出す追跡アルゴリズム」の2点という。

ということは逆に言えば、

  • アップロードユーザ数が100万人以上の場合
  • 3名以上でフィンガープリントを改ざんした場合

は特定できないとも読めます。

前者はYouTubeには対応できなさそうな気もしますが、後者は改ざん対策に効果ありそうですね。
さらに、「128bitの符号で」ということなので、このbit数を上げることで改ざん難易度を上げることも可能(bit数を上げる=フィンガープリント箇所の画質を下げることになるでしょうから、まだ工夫・改善が必要なんでしょうが)。
違法アップロードを減らす効果はありそう。

でも実はその後問題になるのは、「NHKが公式にネットでコンテンツ公開しても、有料だと見る人がどれくらいいるの?」ということ。
NHK的には「さらに基礎研究を進めて、公式以外では動画を閲覧できないようにして有料サイトに囲い込み+他のコンテンツプロバイダ向けにも技術提供して特許料収入」というプランなんでしょう。
でも、ネットは「無料で使える」ことがユーザにとっての最大の魅力であり、ユーザ数を爆発的に増やしてきた原因。有料の壁を越えるユーザ率は極端に低い。その壁を越える気にさせられるコンテンツを十分に揃えられるでしょうか?

有料サイトにするなら、視聴者のターゲットを団塊の世代にすればある程度のユーザ数は確保できても、その後が続かない。「受信料を払っていれば自由に視聴可能」なレベルの有料化なるなら面白い展開になるかも知れませんね。


さらに

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